暴飲暴食をなかったことにする裏技

ボリュメトリクスダイエット

そもそもダイエットが辛いのは空腹感を感じながらも食事の制限をしなければならないからです。誰だって我慢を続けるのが辛いのです。そこで活用するのが最近アメリカで注目されつつあるボリュメトリクスダイエットです。



低カロリーでたくさん食べられる、つまり、エネルギー密度が低い食品を利用するということです。



エネルギー密度とは食品1g当りのエネルギー量(カロリー)のことですが、これは食品の含有水分量によって値が大きく変わってくるのです。同じ重さの食品なら、水分が多い食品の方がカロリーは低くなるのです。これは満腹感にも応用できるということです。そこでボリュメトリクスダイエットが出てきたわけです。



満腹感を実感できるというのは、甘いものを食べて血糖値が上昇した時もそうですが、食べ物がずっしりお腹に収まった時にもやはり満腹感を得られます。何キロカロリー食べたから満腹だ、というのは現実にはなくて、食べた食事の重量で満足感を得るという方が実際には多いはずです。



本来のエネルギー密度は、糖質・脂質・タンパク質(エネルギー含有量)で決まるのは理論的に正しいのですが、もう少し単純に考えて、「低脂質、水分量が多い」に絞って実施しようということです。要注意は当然ながらエネルギー密度が高いグループとなる菓子類、脂肪分が多い肉、油脂、ナッツ類です。わかりやすく言えばこれらを避ければいいわけです。